「GANP®マウス技術」に関する特許が日本にて成立
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2012年9月24日 |
会 社 名 株式会社トランスジェニック 代表者名 代表取締役社長 福永 健司 (コード番号 2342東証マザーズ) 問合せ先 取締役 経営企画室長 船橋 泰 (電話番号 078-306-0590) |
GANP®マウス技術に関するライセンス契約締結のお知らせ | |||||||||||||||||||||||||
株式会社トランスジェニック(代表取締役社長:福永健司、熊本県熊本市)の基幹技術「高親和性抗体作製技術-GANP®マウス技術(以下、本技術)」に関連する特許群のうち、GANP 遺伝子導入マウスに関する特許が日本において成立したことをお知らせいたします(特許番号5080597)。 このたび日本で成立した特許は、熊本大学大学院生命科学研究部 教授 阪口薫雄らにより発明された本技術に用いるGANP 遺伝子導入マウスを広くカバーする特許です。なお、本技術に関する特許は、すでに日本で一部成立しているほか、米国、欧州、中国、香港、韓国、オーストラリアで成立しています。 今回の日本での特許成立により、GANP®マウス技術に関わる当社の国内及び海外出願特許が、全て成立したことになります。 <GANP®マウス技術に関連する特許群>
当社は、本特許技術を活かした製品・受託サービス(※)をさらに拡販し技術の浸透を図るとともに、バイオマーカー(大腸癌、膵癌、肺癌マーカーなど)として診断薬開発や抗体医薬を開発している製薬企業への本技術のライセンスビジネスを展開しています。 ※ http://www.transgenic.co.jp/products/antibodies-service/ なお、本独占ライセンス契約の本年度業績への影響は軽微であり、業績予想に変更はありません。 | |||||||||||||||||||||||||
◆ご参考 GANP®マウス技術 GANP(Germinal Center Associated Nuclear Protein)とは、熊本大学 阪口薫雄教授らにより発見された遺伝子で、抗体を産生するB細胞で発現しています。 GANP®マウス技術とは、抗体の可変領域により多くの変異が入りやすい遺伝的背景を持った『GANP®マウス』を用いて抗体を作製する技術です。GANP®マウスで得られる抗体は、野生型マウスを用いる場合と比較して、突然変異が多く入ることから親和性や特異性の高いことが特徴です。分子上の小さな違い(アミノ酸1残基)を識別する抗体、小さい分子(低分子化合物)を認識する抗体、中和抗体、ファミリー分子を個別認識する抗体、アミノ酸修飾を認識する抗体などの抗体作製、診断薬や抗体医薬の開発への展開が可能です。 ◆上記リリースに関連する当社製品・受託サービス情報 ・ GANP®高親和性・高特異性モノクローナル抗体作製受託サービス | |||||||||||||||||||||||||
以上 | |||||||||||||||||||||||||
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