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膵がんマーカーによる癌診断に関する独占ライセンス契約締結(中国)に関するお知らせ

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2014年4月24日
会員マーク
会 社 名   株式会社トランスジェニック      
代表者名  代表取締役社長 福永 健司    
(コード番号 2342東証マザーズ)
問合せ先  取締役 経営企画室長 船橋 泰
(電話番号 03-6693-9571)
膵がんマーカーによる癌診断に関する独占ライセンス契約締結(中国)に関するお知らせ
 株式会社トランスジェニック(代表取締役社長:福永健司、熊本県熊本市)と遼寧MEDI Biotechnology CO LTD (以下、遼寧MEDI社)(総経理:張剣侠、中華人民共和国遼寧省本渓市)は、2014年9月10日、中国における膵がんマーカーによる癌診断薬開発目的の当社抗体使用に関する独占ライセンス契約を締結しましたので、お知らせいたします。

 このたびの独占ライセンス契約は、当社の膵がんマーカーの中国体外診断薬市場への展開を目指すものです。当社は、体外診断薬の研究開発・製造販売および臨床研究の事業を展開している遼寧MEDI社と共同で、膵がんマーカー抗体を用いた体外診断薬の開発を進め、中国における膵がんマーカーによる癌診断薬の承認に向けて検討を開始します。また、本契約に基づき、当社は、遼寧MEDI社に開発に必要な抗体及び測定キットを有償提供するとともに、遼寧MEDI社より開発状況に応じたマイルストンフィーならびに販売金額に応じたロイヤリティーなどの対価を受領することになります。

 なお、2010年11月25日にお知らせしました「尿サンプルによる癌診断に関する独占ライセンス契約締結(中国)に関するお知らせ」については、現在、同社におきまして2014年3月より製造販売承認申請に向けて臨床試験が開始されております。今回の膵がんマーカー癌診断に関する独占ライセンス契約の締結は、尿サンプルによる癌診断の開発が順調に進捗していることを受け、遼寧MEDI社の診断薬開発戦略として取り組むものです。
 今後、当社は、診断薬メーカーとして急成長を遂げている遼寧MEDI社との連携をさらに強化し、同社の中国に於ける診断薬開発を通して、当社有する有用シーズの収益化を推進します。

 本独占ライセンス契約の本年度連結業績への影響は軽微であり、業績予想に変更はありません。

◆ご参考
遼寧MEDI Biotechnology CO LTD(http://www.lnmedi.com/
遼寧MEDI社は、中国主要バイオ医薬産業集中地域の中で、薬品開発、バイオ製薬、医療器械、化学薬品、漢方薬の分野で優位性を維持している、中国東北部遼寧省(省都;瀋陽、人口;4,383万人)に位置する本渓バイオ医薬ハイテク工業団地に2009年に設立されました。遼寧MEDI社の主な事業内容は、体外診断薬の研究開発・製造販売及び臨床研究をおこなっており、診断薬マーカーパイプラインを多数有し、承認申請も積極的に行っています。同社は、多数の提携病院を有することから、迅速な臨床試験が可能で、診断薬マーカーの早期の製品化が期待されます。
中国における悪性腫瘍(癌)患者の状況は、罹患者数年間312万人(日本:74万人)、死亡者数年間270万人(日本:36万人)と死亡原因の一位であり、早期診断が強く求められています。
(出展「2012年中国腫瘍登録年報」「がんの統計'13」)

膵がんマーカー(プロリン水酸化修飾α-フィブリノーゲン)
膵がんマーカーは、国立がん研究センター研究所創薬臨床研究分野 尾野雅哉ユニット長、山田哲司上席副所長らが発見した膵臓がんの診断に有望な新規腫瘍マーカーである「プロリン水酸化修飾α-フィブリノーゲン」に対する抗体を当社独自技術であるGANP®マウス技術を用いて開発したものです。
膵がん患者の血液中では本膵がんマーカーが、健常人と比較して有意に上昇していることが報告されています。

◆上記リリースに関連する当社製品・受託サービス情報
GANP®高親和性・高特異性モノクローナル抗体作製受託サービス

以上
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