ヘルスケア分野への事業参入を決定 株式会社サインポストと共同で遺伝子検査ビジネスを開始
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2014年8月18日 |
会 社 名 株式会社トランスジェニック 代表者名 代表取締役社長 福永 健司 (コード番号 2342東証マザーズ) 問合せ先 取締役 経営企画室長 船橋 泰 (電話番号 03-6693-9571) |
ヘルスケア分野への事業参入を決定 株式会社サインポストと共同で遺伝子検査ビジネスを開始 | |||||||||
当社と株式会社サインポスト(以下、サインポスト)(代表取締役社長:山﨑義光、大阪市)は、両社の持つ技術および営業網を相互に活用することにより、共同で一般消費者向け遺伝子検査サービスを9月から開始することとなりましたので、お知らせいたします。 【概要】 当社グループは、創薬トータル支援企業として高品質な各種サービスを展開しており、その一環として研究者向けに、遺伝子解析サービスを提供しております。さらに遺伝子解析技術を病理診断技術と融合させ、個別化医療開発支援へ発展させ成長戦略推進を図っております。一方、サインポストは、大阪大学医学部発のベンチャー企業として2004年の設立以来、120社以上の提携病院協力のもと、遺伝子解析による動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞、糖尿病腎症、糖尿病網膜症それぞれについて、10,000例を超える蓄積データに基づき進展程度や発症リスク判定の遺伝子検査サービスを展開しており、遺伝子検査ビジネスの草分けの企業として知られております。 このたびのサインポストとの協業は、当社の遺伝子解析事業のヘルスケア分野への本格参入を目指し て取り組むもので、新規市場での事業拡大を図ります。 また、経済産業省は、昨今消費者向け遺伝子検査ビジネス※1が急速に発展するなかで、「分析の品質の担保」を課題の一つとして掲げています(平成25年度中小企業支援調査「遺伝子検査ビジネスに関する調査」、経済産業省)。当社グループは、既にCAP認証※2施設での遺伝子発現解析の豊富な実績を有することから、高いレベルでの検査結果の報告が提供可能であり、今回の取り組みは先に公表しました「中期経営Vision」に掲げました基本戦略における先端医療事業部の成長ドライバーを強力に推進するものです。 今後、両社は、幅広い分野での一般消費者向け遺伝子検査ビジネスを展開し、健康維持増進に寄与することを目指します。 なお、本件による2015年3月期連結業績への影響は現時点で未定であります。今後、当社の連結業績に影響を与えることが明らかとなり次第、速やかにお知らせいたします。 【株式会社サインポスト】
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◆ご参考 ※1 遺伝子検査ビジネス 血液や唾液等の生体試料中の遺伝子を解析し、その結果から疾病罹患リスク(糖尿病、痛風、リウマチなど)、体質(太りやすさ、アルコール代謝、肌質、長寿、髪質など)、能力(知能、音楽、記憶力など)、血縁関係等を判定・評価するビジネス。近年、消費者とインターネット等で検体採取キットおよび検査結果を直接取引するDTC(DirectToConsumer)遺伝子検査ビジネスが急速に広がっている。 ※2 CAP(CollegeofAmericanPathologists:米国病理学会)認証 病理及び臨床検体の質を確認し、ラボの発展と体質改善、維持管理を行うことを目的とした病理医、検査技師で構成される米国病理学会による認定制度。 | |||||||||
以上 | |||||||||
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