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新規胆管がんマーカーに関する特許が日本にて成立

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2015年4月13日
会員マーク
会 社 名   株式会社トランスジェニック      
代表者名  代表取締役社長 福永 健司    
(コード番号 2342東証マザーズ)
問合せ先  取締役 経営企画室長 船橋 泰
(電話番号 03-6693-9571)
新規胆管がんマーカーに関する特許が日本にて成立
 株式会社トランスジェニック(代表取締役社長:福永健司、熊本県熊本市)は、胆管がんマーカーに関する特許が、日本において成立しましたので、お知らせいたします(特許番号5716257)。

 このたび成立した特許は、当社と国立大学法人熊本大学大学院生命科学研究部先端生命医療科学部門、阪口薫雄教授(現、大阪大学免疫学フロンティア研究センター特任教授)らの研究グループが、GANP®マウス技術を用いて胆管がんの早期診断と実用化に有望な腫瘍マーカーを開発した成果です。本成果により、胆管がんの患者血清中に特異的に増加する本マーカーの検出および診断精度の向上を図ることが可能になります。

◆ご参考
胆管がん
胆管がんは肝臓から十二指腸までの肝外胆管の上皮に発生した悪性腫瘍で、年間罹患者数2.0万人、年間死亡者数1.8万人と膵がんに次いで予後の悪い難治がんで、有効な治療法も十分には確立していません。胆管がんの診断には、超音波、CT、MRIなどの画像検査が用いられています。簡便な診断方法としては腫瘍マーカー(CA19-9、CEAなど)測定が補助的に用いられていますが、これらのマーカーは他の臓器のマーカーであるため、胆管がん特異的なマーカーの開発が待たれています。

GANP®マウス技術
GANP (Germinal Center Associated Nuclear Protein) とは、熊本大学 阪口薫雄教授らにより発見された遺伝子で、抗体を産生するB細胞で発現しています。
GANP®マウス技術とは、このGANP遺伝子を過剰に発現させたGANP®マウスを用いて抗体を作製する技術です。GANP®マウスで得られる抗体は、親和性や特異性の高いことが特徴で、診断薬や抗体医薬の開発への展開が可能です。

※本件は、科学技術振興機構「産学共同シーズイノベーション化事業 顕在化ステージ」における課題として採択(2006年)されたシーズの権利化を図ったものです。

◆上記リリースに関連する当社製品・受託サービス情報
GANP®高親和性・高特異性モノクローナル抗体作製受託サービス
以上
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